生前贈与ケース2【失敗事例】
兄弟間の生前贈与失敗事例
私は2人兄弟の弟で、12歳年上の兄がいます。両親は、父親が亡くなり、母親は健在です。
母親の死後に兄弟で財産争いに揉めないようにと生前贈与を進めてきたのですが、兄が仕切っているため、私の配分が極端に不均等であると感じています。
また、母親は兄と同居しているため、兄の言いなりです。
兄は私に「1/4しか財産をやらない」と言い出しており、母親もこれに納得済の状態で、私の意見は全く聞き入れてもらえません。
そのため、現在でも会話もできず顔も見たくない状況です。
このケースは、司法書士などの専門家に依頼しなかったことが生前贈与の失敗の原因です。
法律の専門家が間に入らずに、家族間でのみ話し合いを進めるとどうしても揉めてしまいます。
お互いの意見をすり合わせて、冷静に話し合うためにも、生前贈与など相続財産に関わる手続きには司法書士などの専門家に間に入ってもらって、まるく収める方法を探しましょう。
※兄弟間、親族間の憎しみはその後の人生において大きな影を落とし、禍根を残します。